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技能五輪国際大会「銅」茅野の宮坂さん「恩返しできた」

メダルを手に喜びを語る宮坂さん(右)と佐野さんメダルを手に喜びを語る宮坂さん(右)と佐野さん
 アラブ首長国連邦(UAE)で14〜19日に開かれた技能五輪国際大会で銅メダルを獲得したセイコーエプソン(諏訪市)の宮坂逸仁(はやと)さん(21)=茅野市=が24日、勤務する本社で記者会見し、受賞の喜びを語った。日々の練習の積み重ねで入賞できたとし、「支えてくれた人に恩返しができてうれしい」と話した。

 宮坂さんはプラスチック製品用の金型を作り、その精度や見栄えを競う「プラスチック金型」職種に出場。国際大会出場を決めた昨年10月の全国大会では金属製品用の金型だったため、今年1月から国際大会向けの設計や工法の訓練を積み、臨んだという。

 本番では材料を削り過ぎるミスもあったが、「支えてくれた人、応援してくれる人を思い出して気持ちを切り替えた」。金メダルを目指していたため、「銅メダルを取れてほっとした気持ちと、1位を取れなかった悔しさが湧き上がった」と話した。今後は「大会で学んだことを後輩に伝え、国際大会で活躍できるようサポートしたい」とした。

 同社松本南事業所に勤務し、「ウェブデザイン」職種で敢闘賞を受賞した佐野梓さん(21)=塩尻市=も会見に出席。韓国など海外の同世代の技術者はレベルが高かったとし、「世界に目を向けるきっかけになった。しっかり勉強してレベルアップし、国内外で活躍できるようになりたい」と抱負を語った。

 同国際大会には県内から他にも2人が出場した。「印刷」職種で敢闘賞を得た亜細亜印刷(長野市)の早瀬真夏さん(21)は取材に、「本番では実力を出せたと思うが、目指していた金メダルに届かず悔しい」。佐野さんと同様に海外のレベルの高さを感じたといい、「自分にはまだ伸びしろがある。悔しさをばねに誰にも文句を言われない完璧な仕事ができる技術者になりたい」と話した。オリオン機械(須坂市)の菅沼幸希さん(21)も「冷凍空調技術」職種で18位になった。

(10月25日)

長野県のニュース(10月25日)