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軽井沢でミサイル避難訓練 住民ら参加し県内初

避難訓練で軽井沢駅構内の壁際にかがみ、頭を守る地元住民ら=25日午前9時38分、軽井沢町避難訓練で軽井沢駅構内の壁際にかがみ、頭を守る地元住民ら=25日午前9時38分、軽井沢町
 国と県、北佐久郡軽井沢町は25日、弾道ミサイルの飛来を想定した住民避難訓練を同町の軽井沢駅の構内と周辺で実施した。町が事前に呼び掛けた新軽井沢区の住民ら約50人が参加。ミサイルを想定した訓練は県内では初めて。

 訓練は、仮想国からミサイルが発射され、国内に飛来する可能性がある―との想定で、午前9時半ごろから約10分間行われた。全国瞬時警報システム(Jアラート)が起動したとの仮定で防災行政無線のサイレンが鳴り、「ミサイルが発射されたもようです。建物の中、または地下に避難してください」との音声が流れると、訓練用ベストを着た参加者は、小走りで駅併設の町施設「さわやかハット」内へ。近くの店舗に駆け込んだり、階段裏に潜んだりする人もいた。携帯電話のメールによる参加者への情報伝達訓練も併せて実施した。

 続いて、駅近くの矢ケ崎公園管理棟で会議が行われ、参加者を代表して山岸征男・新軽井沢区長は「自分のことは自分で守るという原点を区民に知らせたい」。消防庁の矢口鑑(かがみ)・国民保護運用室長は講評で「まずは屋外から屋内に入るということが一番大事」とし、音声が聞こえづらい場所もあることから、事業者や警察官が情報を二次的に伝えることも大切だと説明した。

 その後、関係者は、軽井沢駅から約1キロ東にある群馬県安中市所有の旧信越線トンネルも見学した。災害時を含めた避難場所として町が活用を考えている。

 消防庁によると、国と都道府県、市町村共同での避難訓練は3月に秋田県男鹿市で初めて行われ、今回が21番目。

(10月25日)

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