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巨大人形劇「さんしょううお」に磨き 飯田

息ぴったりのラップを披露するタニシ役の女子高生コンビ(手前)息ぴったりのラップを披露するタニシ役の女子高生コンビ(手前) 「お客さんも自分も楽しい人形劇に」。人形劇に初めて挑戦するエビ役の杉田さん「お客さんも自分も楽しい人形劇に」。人形劇に初めて挑戦するエビ役の杉田さん
 飯田市のNPO法人いいだ人形劇センターが手掛けた巨大人形劇「さんしょううお」が28日、市制施行80周年記念式典の関連イベントとして飯田文化会館で上演される。主に飯田下伊那地方の中学生から60代までの約40人が演者、スタッフとして参加。来年8月に同市を主会場に開く「世界人形劇フェスティバルいいだ人形劇フェスタ2018」での上演も目指しており、メンバーや資金集めのPRの場になればと意気込んでいる。

 さんしょううおは、池の中の洞穴に突然現れて水中生物を食い荒らす巨大なサンショウウオを、エビやイワナ、カニ、タニシなどが岩で閉じ込め、平和を取り戻そうと奮闘する物語。飯田ケーブルテレビ(飯田市)社員の後藤康介さん(35)が企画、提案し、2年がかりで制作した。今年8月の「いいだ人形劇フェスタ」で完成公演が行われた。今回は前半部分を上演する。

 24日夜、市内の飯田人形劇場で本番に向けた稽古があった。タニシ役として出演する女子高校生ら約20人が集まり、人形に不具合がないかや、せりふの間の取り方などを調整した。

 出演者として初めて参加するエビ役の杉田苺(いちご)さん(20)=飯田市=は「他の人の足を引っ張りたくない」として、休憩時間にも踊りの振り付けを確認。「お客さんの心に残る作品になるように、みんなで協力したい」と意気込む。

 後藤さんによると、メンバーには高校3年生が5人含まれており、来年以降、主要の出演者が足りなくなる可能性があるという。また、人形を保管する倉庫の費用などに150万円が必要だ。

 関連イベントには市の依頼で出演。今回の公演を通して、多くの人に取り組みを知ってもらい、来年のいいだ人形劇フェスタにつなげたいと考えている。後藤さんは「普段人形劇を見ない人にも見てほしい」と話している。

 関連イベントは午前11時から。巨大人形劇への参加や募金などの問い合わせは、いいだ人形劇センター(電話050・3583・3594)へ。

(10月26日)

長野県のニュース(10月26日)