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衆院選 県内選管ミス続発  県選管大幅発表遅れ

駒ケ根市民体育館で行われた衆院選の開票作業=22日午後9時すぎ駒ケ根市民体育館で行われた衆院選の開票作業=22日午後9時すぎ
 22日投開票の衆院選で、駒ケ根市選挙管理委員会が比例代表の得票数を政党間で取り違えたり、松本市選管が投票結果を訂正したりするミスが続き、県選管による投開票結果の発表は大幅に遅れた。小選挙区の投票結果は予定より約2時間遅れて発表した上、23日午前3時に訂正。小選挙区、比例代表の開票結果はいずれも当初の想定より2時間以上遅れた。いずれも職員の不注意が要因だが、駒ケ根市のミスは市選管と県選管の双方に落ち度があり、開票結果に影響する恐れもあった。県選管は「再発防止へ向けて対策を練りたい」としている。

 駒ケ根市選管は比例代表の得票数を公明党を除く7政党間で取り違えた。市選管によると、票数を県選管にファクスで報告する際、事前に複数の職員で読み合わせをしなかった。ファクス送信する直前に別の誤りが見つかり、市選管幹部は県選管との電話対応などに追われていたという。市選管内で得票数の取り違えに気付き、訂正したデータを再送信した。

 県選管は市町村選管からファクスで受け取った投開票結果に赤ペンで受信時刻を記す。どのデータが最新か分かるようにするためだが、今回、県選管は駒ケ根市から送られた最初のデータに実際より1時間遅い時刻を誤記入。再送信されたデータには正しい時刻を記したため、最初の間違ったデータを使って全県の開票結果を集計した。その後、県選管内でも誤りに気付き、開票結果を修正した。

 市選管、県選管とも、比例代表の政党ごとの得票数に違和感があってミスに気付いたというが、得票数が近い政党間で得票数を取り違えていれば、気付かない可能性もあった。市選管は「今後は必ず複数の職員で事前に読み合わせをする」、県選管は「市町村選管には今後、どれが最終版の訂正か一目で分かる書式にしてもらう」とする。

 松本市選管は、小選挙区で892人、比例代表で893人分の不在者投票数を含めずに全体の投票者数を算出し、県選管に報告した。担当者による集計ソフトの入力ミスが原因で、松本市選管の報告を受けて県選管は全県の投票結果を訂正発表した。

 大町市では、公示日(10日)から3カ月前以降に市外へ転出した有権者3人に投票所入場券を送付し忘れるミスがあった。市選管が手違いで3人を同市の選挙人名簿登録者から外していたため。公職選挙法施行令は、市町村選管が有権者に入場券を送ることを努力義務としており、大町市選管は3人に謝罪した。

 この他、少なくとも県内7市町村選管で、県選管に報告した投票結果などに誤りが見つかり、報告を差し替えるなどした。いずれも職員の入力ミスなどが原因。県選管が全県の結果を公式発表する前に気付いて対応したという。

(10月26日)

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