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勝負の冬 見据える「頂」 複合・渡部兄弟が練習公開

平昌冬季五輪シーズンへ向け、県内で最終調整するノルディックスキー複合の渡部暁斗選手(右)と渡部善斗選手(左)=25日、白馬村の白馬ジャンプ競技場平昌冬季五輪シーズンへ向け、県内で最終調整するノルディックスキー複合の渡部暁斗選手(右)と渡部善斗選手(左)=25日、白馬村の白馬ジャンプ競技場
 ノルディックスキー複合の渡部暁斗と渡部善斗(ともに北野建設)の兄弟が25日、長野県北安曇郡白馬村での練習を報道陣に公開した。来年2月の平昌冬季五輪に向け、2014年ソチ五輪銀メダリストの渡部暁は「金メダルしか求めていない」と強い決意を示した。

 日本チームの一員として今月17日まで1カ月間の欧州遠征に臨んだ2人は、来月1日には再び渡欧し、24日開幕のワールドカップ(W杯)を転戦する。現在は故郷の白馬で「気持ちと体を整え」(渡部暁)、本格的なシーズンに備えている。

 この日は、午前に白馬ジャンプ競技場でジャンプ練習を予定していたが、雨のため屋内でのウエートトレーニングに変更。午後はスノーハープでローラースキーによる走力向上に取り組んだ。

 欧州遠征ではジャンプ練習に重点を置き、課題の踏み切りに好感触を得た渡部暁。ジャンプの状態が上向いた感覚を残したまま、クロスカントリースキーの技術や走力を高めることが次のテーマで、「(走りの)プログラミングを書き換える意識。それを無意識にできるようにしたい」。まずはW杯初戦に照準を合わせ、「(五輪で)金メダル候補に名乗りを上げるためにも、W杯で勝って五輪に乗り込んでいきたい」と強調した。

 左脚を痛めて8月の国際大会出場を見送っていた渡部善は、「体の使い方が悪くて痛みが出たが、もう大丈夫」と明るい表情。ジャンプ、クロスカントリーともに効率的に力を伝えるフォームづくりに春先から取り組んできており、「あと一歩の感じまできている。そこを詰めていきたい」と話した。

(10月26日)

長野県のニュース(10月26日)