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エプソン売上高8・2%増 9月中間期 プリンター好調

業績を説明するセイコーエプソンの碓井社長=26日、都内業績を説明するセイコーエプソンの碓井社長=26日、都内
 セイコーエプソン(諏訪市)は26日、2017年9月中間期の連結決算(国際会計基準)を発表した。主力のインクジェットプリンターやプロジェクターの販売好調に加え、円安効果もあり、売上高は前年同期比8・2%増の5273億2700万円。日本基準の営業利益に当たる事業利益は同9・4%増の281億4200万円だった。一方、広告宣伝費や固定費の増加で純利益は18・7%減の149億8700万円だった。

 18年3月期の連結業績予想は売上高1兆700億円、純利益580億円で変更していない。

 プリンターの販売は、大容量インクタンク搭載機種が新興国、先進国でともに好調。このため18年3月期の同機種の販売台数目標を国内外で計40万台引き上げ、780万台以上とした。前年同期と比べた為替によるプラスの影響額は売上高で215億円、事業利益で50億円。10月以降の想定レートは1ドル=108円、1ユーロ=123円とした。

 純利益の減少は、印刷速度を大幅に上げて日本と欧州で発売した「ラインヘッド」搭載インクジェット複合機の広告宣伝費と、7月に稼働したフィリピン新工場の新規雇用など固定費の増大が響いた。

 碓井稔社長は都内で開いた決算説明会で「円安の効果に加え、各事業とも戦略製品を中心に収益が増加した。費用を的確に投下しながらも、着実な利益成長を実現することができた」と述べた。大容量インクタンク搭載のプリンターについては「成長ドライバー(推進力)として、さらに拡大している。新興成長地域の市場拡大をけん引し、先進国でも認知が進み、着実に伸びている」と説明した。

(10月27日)

長野県のニュース(10月27日)