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浅間山噴火に備え重機を無線操縦 建設業者 群馬で講習

遠隔操作によって動く重機。後方は浅間山遠隔操作によって動く重機。後方は浅間山 画面を見ながら重機を操作する参加者画面を見ながら重機を操作する参加者
 国土交通省利根川水系砂防事務所(群馬県渋川市)などは26日、無人の重機を無線操縦する講習会を群馬県長野原町で開いた。浅間山(長野・群馬県境、2568メートル)で噴火の予兆がみられた場合、安全な場所から重機を動かして砂防施設を設ける技術の普及が狙い。長野、群馬両県の建設業者約40人が参加した。

 参加者はバックホーによる掘削などを体験。近くの小屋の中で、重機に付いているカメラの映像を見ながら操縦装置のレバーを動かした。地面を掘って土砂を集めたり、運んだりした。直線距離で300メートル離れた場所からの操作が可能で、中継局を設ければさらに距離をのばせるという。

 同事務所は、火砕流が雪を解かしながら流下する「融雪型火山泥流」や土石流に備え、コンクリートブロックを積み上げるなどして緊急用のえん堤などを設ける方針だ。上空から災害現場を観察するため、ドローン(小型無人機)の操作体験もあった。

 初めて講習を受けた群馬県藤岡市の建設会社に勤務する男性(45)は「予兆があっても、遠隔操作なら作業は安心。モニター越しだと重機と自分との距離感をつかむのが難しい」と話した。

 講習会は2007年度から毎年、両県で交互に開催。同事務所と協定を結ぶ長野県の10社、群馬県の17社が参加している。

(10月27日)

長野県のニュース(10月27日)