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飯田線のリニア乗換新駅、計画箇所示す 飯田市

 JR東海と飯田市は27日夜、リニア中央新幹線県内駅の建設が予定される飯田市上郷飯沼北条で住民説明会を開き、市側がJR飯田線に建設を計画しているリニア駅への乗換新駅について、具体的な計画箇所を説明した。県など関係機関の了承が得られれば、地元が費用負担する請願駅として年内にもJR東海に建設を申し入れる方針だ。

 市はこれまで、リニア駅の約300メートル北西の一帯を乗換新駅の候補地としてきた。27日は、この一帯のうち、新たに整備する座光寺上郷道路をまたぐ約110メートルの区間を新駅の計画箇所と説明。橋などの構造物上にホームを設ける予定だ。

 市によると、リニア駅と乗換新駅の間を移動する歩行者は、座光寺上郷道路と、県道市場桜町線の歩道を利用する。移動距離が短く、乗換新駅建設のための新たな道路整備や、家屋移転が必要ないことから、この地点を選んだ。

 乗換新駅からリニア駅周辺整備区域の出入り口までは約280メートルで、歩行者用に歩道シェルター(雨よけ)を設ける。新駅建設費を5億〜6億円程度、シェルター整備費を2億円程度と推計している。

 乗換新駅建設は、リニアと在来線との接続を良くし、鉄道利用者の利便性を高めるのが目的。特に上伊那地方からの要望が強く、県や飯田、伊那、駒ケ根市などでつくる「リニア中央新幹線整備を地域振興に活(い)かす伊那谷自治体会議」(座長・阿部守一知事)で協議している。今後、同会議に計画を諮る。

 北条地区では移転対象家屋が増える懸念などから新駅設置に反対意見もあるが、27日の会合で異論は出なかった。

(10月28日)

長野県のニュース(10月28日)