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長野市長 加藤氏再選 投票率39・29%

再選を果たし万歳する加藤久雄氏=29日午後8時10分、長野市再選を果たし万歳する加藤久雄氏=29日午後8時10分、長野市
 任期満了に伴う長野市長選と、市議補選(欠員3)は29日投開票され、市長選は現職で1期目の加藤久雄氏(74)=無所属、東町=が、新人で会社役員の土屋龍一郎氏(56)=無所属、妻科=を約1万7千票差で破り、再選を果たした。投票率は39・29%で2013年前回選を2・71ポイント下回り、過去最低だった05年市長選の36・96%に次ぐ低さだった。

 加藤氏は、子ども関連の業務を一元化した「こども未来部」の新設などを1期目の実績として強調。子育て環境の充実、中山間地域の活性化に向けた産業の育成、雇用や医療福祉の重視などを主張した。市職員の意識改革に向けた施策も打ち出した。

 6月中旬の立候補表明後、自民、公明、民進各党の県内組織や市議会最大会派・新友会、長野商工会議所の政治団体長野商工連盟、連合長野などの推薦を取り付けた。市議や県議、22日投開票された衆院選の候補者らとも連動した組織的な運動を展開。現職の知名度を生かし、終始リードを保った。

 土屋氏は「長野市の底力を掘り起こす」として6月に出馬を表明。子育て環境改善を最優先課題として訴え、留守家庭の小学生らが児童館などで過ごす「放課後子ども総合プラン」を有料化する市方針を「再検討する」とした。

 個人的な人脈をたどり、「超草の根型」とする少人数の意見交換会を重ねる活動を展開したが、現職への対抗軸を明確に打ち出せず、幅広い層を引き付けられなかった。衆院選のため、告示前の10日余り後援会活動が制限されたことも響いた。

 市議補選は元職1人、新人2人の当選が決まった。共産1人のほかは無所属。女性は1人。

(10月30日)

長野県のニュース(10月30日)