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松本から「減らせ食品ロス」 全国大会きょうまで

食品ロスの削減に向けた初の全国大会で「食品ロスを減らそう」と声を上げる参加者ら=30日、松本市のまつもと市民芸術館食品ロスの削減に向けた初の全国大会で「食品ロスを減らそう」と声を上げる参加者ら=30日、松本市のまつもと市民芸術館
 食べられるのに捨てられる「食品ロス」の削減に向けた初の全国大会が30日、松本市のまつもと市民芸術館で2日間の日程で始まった。全国113自治体に加え、飲食業関係者ら計約千人が参加。初日は先進自治体や小売業、消費者団体の関係者らによるパネル討論があり、食に携わる団体が連携して食品ロス削減を推進することを確認した。

 パネル討論で、京都市ごみ減量推進課の勝見潤子・技術担当課長は、昨年度の同市のごみ排出量に触れ、2000年度(82万トン)と比べて49%減ったと説明。ごみの排出抑制や分別、リサイクルを促進し、ごみ半減を目指す市条例などを紹介し、「食品ロスの実態を把握し、市民と共有することが大切」と述べた。

 軽井沢ホテルブレストンコート(北佐久郡軽井沢町)の祢津一宏総料理長は「顧客の満足度を上げることが食品ロス削減につながる」と指摘し、同業者の間で情報共有する場の設置を求めた。松本市環境政策課の三沢真二課長は、宴会開始後の30分と終了前の10分は自席で料理を食べる「30・10運動」などの取り組みを紹介し、関係団体と連携してさらに浸透を図るとした。

 大会では、松本市が10月30日を「食品ロス削減の日」とすることを提案し、賛同を得た。2回目大会は来年10月に京都市で開くと決めた。全国大会は松本市などが主催し、環境省、農林水産省、消費者庁が共催。31日は自治体関係者向け研修会を非公開で開き、意見交換などをする。

(10月31日)

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