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コクチバス おいしく駆除 上田千曲高

コクチバスの身を挟んだハンバーガーを頬張る生徒。お味はどう?コクチバスの身を挟んだハンバーガーを頬張る生徒。お味はどう?
 上田千曲高校(上田市)食物栄養科で学ぶ生徒たちが外来魚のコクチバスを食材にした料理を考案し、30日、上小漁業協同組合(同)の組合員を招いて披露した。地元の千曲川水系ではアユの不漁が続き、コクチバスによる食害がその一因ではないかとみられている。漁協が進める駆除に役立てたいと、今夏からレシピを考えてきた。

 上小漁協などによると、千曲川ではここ10年ほどでコクチバスが増えてきたという。市内の川魚料理店「鯉西(こいにし)」社長の西沢徳雄さん(51)が釣りなどで捕らえたコクチバスを食べる「キャッチ&クッキング」を提唱。これを知った生徒たちが協力を申し出た。

 8月下旬、西沢さんが同校に出向いて生徒たちにコクチバスが生態系や漁業に与える影響、魚のさばき方を説明。9月には希望した生徒9人がコクチバス37匹を釣り、西沢さんに引き渡すキャッチ&クッキングの取り組みを体験した。

 その後、生徒自ら班ごとにレシピを考えた。この日は西沢さん提供のコクチバスを使って9品を調理。身を油で揚げて豚肉代わりに使った「酢魚」や、三枚におろして焼いた身をレタスやチーズと一緒にパンで挟んだ「バスバーガー」、小さく刻んだ身を入れた炊き込みご飯やピザなどが並んだ。試食した西沢さんは「種類が多く、どれもおいしい」。3年の神津瑛里さん(18)は「塩焼きで食べるのに抵抗がある人でも、こうして料理に使えばおいしく食べられると思う」と手応えを語った。

 西沢さんは生徒のレシピを参考に、来年4月にコクチバスの料理5品をメニューに加える予定といい、「コクチバスの被害は千曲川以外でもある。食材として活用することを広めたい」と話した。

(10月31日)

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