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東御・東部中、漫画を教材に「がん」学ぶ

自分たちと同じ中学生が主人公の漫画教材を使い、がんについて学ぶ生徒ら自分たちと同じ中学生が主人公の漫画教材を使い、がんについて学ぶ生徒ら
 東御市の東部中学校で31日、がん教育の漫画教材を使う授業があった。漫画教材は、若いうちからがんの正しい知識を身に付けてほしいと、市教委が今春、中学生向けに作った。授業で使うのは同校が初めて。高齢化が進み身の回りにもがん患者が増える中、生徒たちは真剣な表情でがんについて学んだ。

 漫画教材は、男女の中学生が授業を通してがんを学ぶ物語。このうち女子生徒の父親に「小さながん」が見つかり、心の葛藤や仲間によるサポートを描く。がんができる仕組みや、がん検診の受診率といった情報も盛り込んでおり、がんの基礎的な知識や病気との向き合い方などが学べる。

 東部中は10月から3年生(約240人)がクラスごとに保健体育の授業で漫画教材を使って学び始めた。5組(約30人)の授業となった31日、生徒たちは漫画教材を受け取ると、グループごとに登場人物を割り振り、それぞれせりふを言いながら読み進めた。授業で初めて知った内容にはマーカーを引いていた。

 「がんは何となく大変な病気」だと考えていたという山崎双葉さん(14)は「早期発見で死亡リスクも低くなることも分かり、がんの見方が変わった」と納得した様子。難しい医療の内容も「漫画だったので頭にスーッと入ってきた」と話していた。

 漫画教材はB5判、32ページ。問い合わせは東御市教委(電話0268・64・5879)へ。

(11月1日)

長野県のニュース(11月1日)