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いわさきちひろに思いを 来年から生誕100年記念展

いわさきちひろ生誕100年記念展の概要を発表した黒柳徹子さん(前列中央)や松本善明さん(同右)、出品する芸術家ら=1日、都内のホテルいわさきちひろ生誕100年記念展の概要を発表した黒柳徹子さん(前列中央)や松本善明さん(同右)、出品する芸術家ら=1日、都内のホテル
 北安曇郡松川村に安曇野ちひろ美術館がある信州ゆかりの絵本画家、いわさきちひろ(1918〜74年)の生誕100年記念展が、来年から同館や「ちひろ美術館・東京」(東京)などで開かれる。両館を運営するいわさきちひろ記念事業団(同)が1日、都内で概要を発表した。

 記念展は二つ。ちひろの表現に着想を得たり生涯に共感したりする芸術家7組が新作などを発表する「Life(ライフ)展」と、ちひろの珍しい油絵や資料のほか、アニメーション映画監督の高畑勲さんが監修する空間展示などでちひろを回顧する「いわさきちひろ、絵描きです。」展。

 「Life展」は来年3月から2019年1月まで芸術家ごとに会期と会場を分け、安曇野と東京の両ちひろ美術館で開く。安曇野会場の出品者は、美術家集団プラプラックス(3〜5月)、写真家の石内都さん(5〜7月)、トラフ建築設計事務所(7〜9月)、詩人の谷川俊太郎さん(9〜12月)。

 「絵描きです。」展は来年7月から9月まで東京ステーションギャラリー(東京)で開き、京都などへ巡回する。

 会見では、両ちひろ美術館館長の黒柳徹子さんが「ちひろさんの作品が今も愛され続ける理由や魅力を、もっと知ってほしい」とあいさつ。ちひろの夫で同事業団評議員の松本善明さん(91)は「ちひろは若い頃、(自分たちが経験した)戦争はなぜ起こったかと考えた。ちひろの絵や生き方を通して今、皆さんも(平和について)考えてくれたら心強い」と語った。

(11月2日)

長野県のニュース(11月2日)