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観光情報を多言語で表示 小諸で12月末まで実証実験

パスポート情報を読み込んだ電子カードをかざすと、6言語で観光情報を示す装置(左)=2日、小諸市パスポート情報を読み込んだ電子カードをかざすと、6言語で観光情報を示す装置(左)=2日、小諸市
 総務省は3日から12月末まで、IT(情報技術)を利用した装置を用い、外国人観光客に観光案内をする実証実験を小諸市内で行う。市内の小諸駅併設の観光案内所に、英語や中国語の繁体字・簡体字、ハングル、タイ語、日本語で観光情報を表示する装置を置く。小諸市と一般社団法人こもろ観光局(小諸市)などが支援。インターネットを通じて、市内を巡るモニターツアーの参加者を募る。

 こもろ観光局が2日、装置を公開した。パスポートに付いたICチップの読み取り機を観光案内所に置き、電子カードを発行。カードを装置の指定箇所に当てると、その人の国に応じた言語で懐古園の歴史や市内のそば店のメニュー、地図、交通手段の検索画面がタッチパネルに表示される。

 タッチパネル上の2次元バーコード(QRコード)を使って、観光案内や観光地までのルート情報をスマートフォンに取り込むこともできる。

 モニターツアーの参加者は、軽井沢トラベル&コンサルティング(北佐久郡軽井沢町)が3日から、軽井沢町内に滞在中の外国人観光客を中心にインターネットなどを通じて募る。期間中、計100人ほどを計画する。参加者は小諸駅の観光案内所に集合。こもろ観光局が設定した懐古園や温泉などのコースを巡る。参加者には5千円の協力費を支払い、観光後にアンケートに答えてもらう。

 実験は、通信会社などでつくる一般社団法人おもてなしICT協議会(東京都港区)が受託して実施。小諸市のほかに千葉市、高松市、福島県会津若松市でも行われる。大勢の来日客を見込む2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、外国人旅行者のサービス充実につなげる狙いという。

(11月3日)

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