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長和のチョウザメ、7日に初出荷 養殖・販売会社も設立へ

出荷予定のチョウザメを養殖するいけすを清掃する杉本さん出荷予定のチョウザメを養殖するいけすを清掃する杉本さん
 小県郡長和町でチョウザメを飼育している町地域おこし協力隊員の東久保貴之さん(44)らが7日、食肉用の2匹を初めて都内の飲食店に出荷する。チョウザメは卵が高級食材のキャビアとして知られる。いずれは飼育する場所を蓼科山麓にも広げ、この地域の特産にする狙い。今月中旬には養殖・販売などを手掛ける「ドリームウィングス合同会社」を創業し、事業を軌道に乗せようと張り切っている。

 東久保さんは、町の特産品などをPRする「キャンペーン隊」の杉本一則さん(56)と共に、昨年10月から同町和田の養殖用いけすで飼育。現在、生後4年以上が10匹、2年半程度が50匹いる。和田地域の湧き水で育てており「古代黒耀蝶鮫(こくようちょうざめ)」のブランド名で売り出す。将来は、茅野市や北佐久郡立科町など蓼科山麓の地域でも飼育する計画だ。

 初出荷先は、すし店と居酒屋。ともに生後4年以上の雄で体長90センチ〜1メートル、重さ3キロを超える。今後出荷が本格化すれば、1匹2万円前後で首都圏の飲食店に卸す予定という。

 合同会社ではチョウザメの養殖・販売事業以外に、ハンガリー固有の希少種「マンガリッツァ豚」を蓼科山麓で飼育したり、アイガモ農法に使われたアイガモを食肉として出荷したりする事業を計画。これらの産品を使ったレストランの展開も構想している。

 東久保さんは「地域で生まれるブランドを都市部で広め、将来は都市部からそれを求めて足を運んでもらえるようにしたい」と話している。

(11月3日)

長野県のニュース(11月3日)