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日本病院・地域精神医学会が松本で総会

県内4団体が取り組みを発表したシンポジウム県内4団体が取り組みを発表したシンポジウム
 日本病院・地域精神医学会(東京)の第60回総会が3日、松本市のまつもと市民芸術館で2日間の日程で始まった。初日は「病院と地域の新たな連携」と題したシンポジウムを開催。社会福祉法人「絆の会」(長野市)など県内4団体の代表者が、精神障害者支援の取り組みや課題について発表した。

 絆の会の大池ひろ子理事長は、高齢の精神障害者向けに24時間態勢のケアホームを6年前に長野市内に建設したことを紹介。「財政負担への懸念から、同様の施設を運営する動きは広がっていない」と指摘し、国による支援の拡充を求めた。また行政や病院、支援団体が連携を強め、地域で暮らしやすくなる環境をつくることが必要だと訴えた。

 NPO法人「ポプラの会」(同)の大堀尚美事務局長は、精神科病院は患者に十分な配慮をすべきだと指摘。自身の入院経験も踏まえて「患者は人として尊ばれることを求めている」とし、治療の際には患者の意思を尊重し、十分に説明することを要望した。

 このほか国立病院機構小諸高原病院(小諸市)、松本圏域障害者総合相談支援センターボイス(塩尻市)の代表者による発表もあった。4日は介護をテーマにした無料の公開講座(午後1時半から)などを開く。

(11月4日)

長野県のニュース(11月4日)