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阿智のホテルでぼや 放火未遂疑いで派遣社員逮捕

 下伊那郡阿智村智里の昼神温泉郷にあるホテル吉弥(きちや)で3日夜に起きたぼや騒ぎで、飯田署は4日朝、現住建造物等放火未遂の疑いで、同ホテルに住み込みで働いていた派遣社員吉田広輝容疑者(21)を逮捕した。同署によると、容疑を認めているといい、動機や手口などを調べている。同ホテルでは1日にも1階従業員出入り口の壁など約0・5平方メートルを焼くぼやがあり、同署は関連を含め調べている。

 逮捕容疑は、3日午後9時35分ごろ、ホテル2階のカラオケ機器などを置く機材室内で火を付け、壁紙など約0・24平方メートルを焼いた疑い。火災報知機が作動し、駆け付けた従業員が消し止めた。出火当時、ホテルには宿泊客や従業員ら計約100人がいたが、けが人はいなかった。

 飯田署はぼや直後、従業員から順次、事情聴取。吉田容疑者の言動に不審な点があったため、任意同行した。

 同署などによると、吉田容疑者は名古屋市の派遣会社に所属し、各地の宿泊施設などで働いていた。同ホテルによると、清掃係などとして住み込みで3カ月間働く予定で10月31日に来たばかりだったが、「風邪をひいた」などとして2日から休んでいた。

 同ホテルの伊藤裕子社長は「働いていた期間が短く、容疑者がどういう人物か分からなかった。防犯カメラなど防犯対策を強化したい。お客さまや地元の方に心配をおかけして申し訳ない」とのコメントを出した。

(11月4日)

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