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「認知症の人にやさしいむら」大桑村が宣言

「認知症の人にやさしいむらづくり宣言」をする貴舟村長(中央奥)=4日、大桑村「認知症の人にやさしいむらづくり宣言」をする貴舟村長(中央奥)=4日、大桑村
 木曽郡大桑村の貴舟豊村長は4日、野尻地区館で開かれた認知症啓発セミナーの中で「認知症の人にやさしいむらづくり宣言」をした。認知症の人を地域全体で支え、行方不明になった時に素早く見つけるための仕組みも強化する。宣言は県内では珍しい。

 貴舟村長は「認知症の人の笑顔があふれる村にしたい」とし、「(認知症の人が)住民と関わる機会をつくる」「最期まで住み慣れた自宅で生活できるむらを目指す」など5項目を約束するとした。

 村にはこれまでも認知症の人が行方不明になった際、登録した事業所や個人に情報を流して捜すネットワークがあった。今後は家族の了解を得て身体の特徴などを聞いておき、不明時に流す。改めて協力を求めたところ、従来の2倍の60事業所が登録したほか、個人40人も登録。認知症の人の情報を提供したいという家族の申し出もあるという。

 今後は月1回、関連情報を発信するなどしてネットワークの形骸化を防ぐ。木曽署の伊藤聡志署長は「地域全体で認知症を正しく理解すれば、解決できることは多い。村に協力したい」とした。

(11月5日)

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