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防音や地域振興で協力訴え 飯田でリニア意見交換会

リニア中央新幹線県内駅の地元関係者らが阿部知事と意見交換した会合=4日、飯田市リニア中央新幹線県内駅の地元関係者らが阿部知事と意見交換した会合=4日、飯田市
 リニア中央新幹線の県内駅周辺の地権者や飯田下伊那地域の産業関係者らが阿部守一知事と意見交換する会が4日夜、飯田市であった。地元の自治会や商工業団体の代表ら11人が出席し、JR東海に要望する事項や、リニアを地域振興につなげる方策などについて、県の協力を求めた。

 5月に県が同様の意見交換会を同市で開催。今回は初めて同市が主催して開いた。

 座光寺地域自治会の福田富広会長は、防音対策の覆い(フード)を本線に設けるようJRに要望しているが、「検討中」として具体的回答が得られていないと報告。「(本線の周辺は)静かな農村集落で、住民が騒音に対して不安を抱えている」と訴えた。

 南信州・飯田産業センター(飯田市)専務理事で多摩川精機(同市)の萩本範文副会長は「旧飯田工業高校を拠点に新しい産業を生み出し、全国に発信したい。県にも支援してほしい」。飯田観光協会の中島一夫会長は「観光客がまた来たいと思うおもてなしができる人材の育成や派遣をお願いしたい」と求めた。

 知事は「今日出た意見を整理した上で、JR東海の柘植康英(つげこうえい)社長と懇談する機会をつくり、しっかりと要望したい」と話した。

(11月5日)

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