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10月の県内、記録的な多雨と「寡照」

 長野地方気象台は10月の県内の天候をまとめた。中旬以降、相次いで日本列島を通過した台風21号と22号などの影響で曇りや雨の日が多く、降水量を観測している41地点のうち、10地点で10月の月降水量が過去最多となるなど記録的な多雨だった。これに伴い、日照時間もかなり少ない「寡照(かしょう)」となった地点も多かった。

 月降水量は41地点で平年比195%〜360%の多さ。月降水量が観測史上1位となった10地点は、野沢温泉(340・5ミリ)、飯山(307・0ミリ)、大町(321・5ミリ)、白樺湖(412・5ミリ)、高遠(356・0ミリ)など。このほか、主な地点では、長野249・0ミリ、松本335・0ミリ、諏訪341・0ミリ、軽井沢383・5ミリ、飯田378・0ミリなどで、平年の3倍前後に達した。

 日降水量では、台風21号が通過した10月23日に、野沢温泉(125・5ミリ)、飯山(119・5ミリ)、小谷(132・0ミリ)で観測史上最多を記録した。

 月間日照時間は、観測している29地点で平年の46〜76%と少なく、伊那(98・2時間)など16地点で10月の観測史上最少を記録した。

 台風21号の影響で大雨となったのは22日から23日。県危機管理部などによると、飯山市で増水した川に流された男性1人が亡くなったほか、上田市を中心に住宅の一部破損、長野市、飯山市、茅野市など8市町で床上・床下浸水の被害が出た。各地で土砂崩落や倒木による交通障害も発生。リンゴなどの農業被害は2億7千万円余に上り、多くの学校が休校した。

 29日から30日にかけても、台風22号の接近で大雨になった。長野市の国道19号で路面の沈下が確認されたほか、松本市内では崩落した土砂が県道をふさいだ。長野市の県道や飯田市の三遠南信道でも路肩やのり面が崩れた。

(11月7日)

長野県のニュース(11月7日)