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千曲への新幹線新駅、改めて「設置は難しい」 JR東日本社長

千曲市が誘致活動をしている北陸新幹線新駅について「技術的に難しい」との見解を述べた冨田社長=7日、都内千曲市が誘致活動をしている北陸新幹線新駅について「技術的に難しい」との見解を述べた冨田社長=7日、都内
 千曲市が誘致活動をしている北陸新幹線(長野経由)新駅構想について、JR東日本の冨田哲郎社長は7日、都内で開いた定例記者会見で、市が提案した2カ所について「技術的な課題上、設置は難しい」という見解を改めて示した。冨田社長は、別の場所での要望があった場合は再度対応する考えも示したが、市によると、市内では提案している2カ所以外は駅設置に適さないという。

 岡田昭雄市長は7日、冨田社長の発言を受け、取材に「市議会や新駅誘致期成同盟会とも相談して対応策を考えたい」と述べた。JR側の回答について、専門家の意見を仰ぐ考えも改めて示した。

 冨田社長は会見で、市の提案に対し「技術的に非常に難しいと回答した」と説明。市からさらに要望があった場合は、技術面と併せて収入面や利用者数、他の駅への影響などを含め「また検討する」とも述べたものの、今回の2カ所については「設置は難しい」と強調した。

 市新幹線対策室によると、これまでの市の調査で、市内の大半はトンネル区間のため、提案した2カ所以外は構造上や勾配などの条件によって「駅は造れない」という。

 市が事務局の期成同盟会は3月に、JR東日本長野支社(長野市)に新駅設置の要望書を提出していた。JR側は10月に回答し、2カ所のうち、五里ケ峯トンネル出入り口付近はカーブ区間で線路の傾きが大きく、乗降客の安全面で問題があると指摘し、長野道更埴インター付近についても、勾配が基準を超えるため適さないとした。

(11月8日)

長野県のニュース(11月8日)