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松本・塩尻のパンク事件 被害は新興住宅地に集中

 松本市と塩尻市で10月下旬、駐車場で乗用車などのタイヤがパンクさせられる被害が相次いだ事件で、被害は駐車場に柵などがない新興の分譲住宅地に集中していることが7日、捜査関係者らへの取材で分かった。塩尻署によると、タイヤには千枚通しのようなもので側面に穴が開けられており、松本署もタイヤ側面が傷付けられていたとする。被害台数は7日時点で計60台余に上り、両署は手口や発生日時から両市の事件に関連があるとともに、犯人が道路から侵入しやすい駐車場を狙って犯行に及んだ可能性もあるとみて調べている。

 29日朝に被害の通報が相次いだ松本市空港東の多目的施設「やまびこドーム」東側の住宅地では約10台が被害に遭った。地元の空港東町会によると、住宅地は10年ほど前に分譲。ほとんどの駐車場は道路のすぐ脇に設けられ、柵や門扉、囲いなどはなかった。

 30日朝に被害が見つかったドーム北側の同市笹賀と今井にまたがる菅野町会でも、10年ほど前に分譲された住宅地を中心に被害が多発。同町会によるとこれまでに30〜40台でパンクが見つかったという。久保田久男町会長は「通勤や通学の時間帯で、町内は大騒ぎになった」と話す。

 松本市の現場から南に約8キロ離れた塩尻市塩尻町でも30日朝に被害者から塩尻署への通報が相次ぎ、7日時点で12台の被害が判明。同署や地元の宮本町会によると、5年ほど前に県営住宅から分譲住宅地に再開発された区画での被害が目立ち、松本市と同様、門扉などがなく道路のすぐ脇にある駐車場が多かった。

(11月8日)

長野県のニュース(11月8日)