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ディスコ社長「茅野工場 1000人規模に拡大」

信濃毎日新聞社のインタビューに答えるディスコの関家社長信濃毎日新聞社のインタビューに答えるディスコの関家社長
 半導体製造装置の製造を手掛けるディスコ(東京)の関家一馬社長は8日までに信濃毎日新聞社のインタビューに応じ、茅野市豊平に来春開設する生産拠点の従業員を、2025年までに千人規模に拡大する考えを明らかにした。自動車の電子化に伴い、半導体製造装置の需要拡大が続くと判断。最大で5棟の工場を新たに建設する構想だ。新拠点の25年の売上高は600億円を目指すとしている。

 新拠点は来年4月、同社の完全子会社で産業機械向けモーターなど製造のダイイチコンポーネンツ(東京)茅野工場の空きスペースにまず開設。約50人を新規雇用する。7月の取材では、需要動向を見て同じ敷地に新工場を建設し、最大550人を新規雇用するとしていたが、旺盛な需要を見込んで計画の人員規模をほぼ2倍に拡大する。

 ディスコは広島県呉市に2工場があり、順次拡張しているが、半導体製造装置に取り付ける工具の生産能力増強が主体。装置の製造スペースは手狭になりつつあり、茅野市への新拠点開設を決めた。呉市に集中する生産拠点を分散し、災害のリスクに備える狙いもある。まずは半導体シリコンウエハーを切断する装置の一部機種を生産する。

 関家社長は「順調に業績が伸びれば、19年に新工場建設の意思決定をしたい」と説明。「生産拠点を広島と茅野の二極体制とし、25年には売上高の約3割を茅野工場で生産したい」と述べた。全国的に人手不足が続いているが、関家社長は「業績がいいこともあり、求人に対する集まり具合は順調。県外からも応募がある」としている。

 ディスコの17年3月期の連結売上高は1342億円で、右肩上がりの業績が続く。あらゆる機器がインターネットにつながる「モノのインターネット(IoT)」や、自動車、医療機器といった分野で半導体の活用領域は拡大しており、関家社長は「半導体市場はしばらく好景気が続く。25年3月期の連結売上高は約2千億円を目指せる」との見通しを示した。

(11月9日)

長野県のニュース(11月9日)