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坂城の遺体 殺人と断定 県警が捜査本部

捜査本部を設置し、記者会見する田中泰史刑事部長ら=8日午後2時16分、長野中央署捜査本部を設置し、記者会見する田中泰史刑事部長ら=8日午後2時16分、長野中央署
 埴科郡坂城町の用水路で6月、長野市檀田の建設作業員西沢徳昭さん=当時(24)=の遺体が見つかった事件で、県警は8日、西沢さんは殺害後に遺棄されたと断定し、長野中央署に捜査本部を設置した。捜査本部は同日、死体遺棄容疑で、西沢さんの知人の男や少年ら4人を逮捕。死亡した経緯についても4人に事情を聴く方針。

 逮捕されたのは、ともに長野市富竹で双子の兄の前沢秀太朗容疑者(20)=会社員=と弟の光司朗容疑者(20)=建設作業員、事件当時未成年で西沢さんと同居していた住所不定の会社員男(20)、住所不定の無職少年(18)の4人。捜査本部によると、4人は知り合い同士。無職少年を除く3人は別の盗みなどの罪に問われ、長野地裁で公判中。

 逮捕容疑は、3月5日午前2時半ごろから同4時ごろまでの間に、共謀して坂城町坂城の用水路に西沢さんの遺体を遺棄した疑い。捜査本部は捜査に支障があるとして、4人の認否を明らかにしていない。

 捜査本部によると、遺棄現場周辺の防犯カメラの映像や、関係者への聞き込みなどから4人を特定した。捜査本部は、4人と西沢さんの間に何らかのトラブルがあったとみている。西沢さんの遺体は千曲署が6月に司法解剖したが、死因は特定できていない。捜査本部長の田中泰史・刑事部長は8日の記者会見で、「これまでの捜査の過程で殺人と判断した」と述べるにとどめた。「被害者の無念を晴らせるよう精いっぱい捜査を進めていきたい」とした。

 西沢さんは3月初旬に行方が分からなくなり、家族が長野中央署に行方不明届を提出。遺体は6月1日に発見された。下着1枚のみを身に着け、用水路に浮いた状態で見つかり、腐敗が進んでいた。一方、西沢さんの服や財布が入ったかばんが3月中旬、長野市内の神社で発見され、一部に西沢さんの血液が付着していた。

(11月9日)

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