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土からひょっこり赤い顔 ミョウガの実と果肉です 天龍

村松今朝男さん(右)が見つけた赤い果肉と白い実を付けたミョウガ。顔のようなユニークな形をしている=8日村松今朝男さん(右)が見つけた赤い果肉と白い実を付けたミョウガ。顔のようなユニークな形をしている=8日
 長野県下伊那郡天龍村の村松今朝男さん(81)が、赤い果肉と白い実を付けたミョウガを自分の畑近くの斜面で見つけた。8日までに計7株が顔の形のような実をのぞかせた。専門家によると、ミョウガが多く実を付ける例は珍しいという。栽培を続けている村松さんも「こんなにたくさん実を見たのは初めて」と驚いている。

 植物に詳しい飯田市美術博物館の評議員小林正明さん(75)によると、ミョウガは温暖な東アジアが原産。日本では花粉を媒介する昆虫が限られ、実が成長する秋季が寒冷なことから、実を付けるのは珍しいという。白い実と赤い果肉は、鳥に種子を運んでもらいやすいようにするため鮮やかな色になっているとする。

 村松さんは5年ほど前から妻の為子さん(80)と共にミョウガを育てて出荷している。草を刈っている時に「光が差すように赤く鮮やかな色が目に入ってきた」と村松さん。為子さんも「80年生きてきたけれど、初めて見た」と喜んでいた。

(11月9日)

長野県のニュース(11月9日)