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大きな舞台で手作り時代劇 岡谷の小井川区壮年会が30年記念公演

カノラホールでの公演を控え、芝居の動きを確認する小井川区壮年会員らカノラホールでの公演を控え、芝居の動きを確認する小井川区壮年会員ら
 長野県岡谷市小井川区の壮年会は19日午後0時半から、手作り時代劇「諏訪藩二ノ丸騒動高島城騒乱」を市カノラホールで上演する。同日まで開催中の第12回おかや演劇祭の一環で、1988(昭和63)年に壮年会が時代劇を始めてから30年の節目を記念する公演でもある。今年7月には地元の小井川区民会館で公演を成功させており、「次の節目につながる舞台にしたい」と稽古に熱を入れている。

 「高島城騒乱」は壮年会長で監督の増沢誠司さん(59)が脚本を手掛けた。江戸時代に諏訪地方を治めた高島藩で、実際に起きたとされる家老同士の権力闘争「二之丸騒動」に着想を得た。7月の公演は250人余が鑑賞し、増沢さんは「テンポの良い芝居で観客が入り込めた」と手応えを得た。

 カノラホールでの公演は2015年に続き2回目。大相撲の御嶽海関(上松町出身)の活躍や、10月の衆院選にちなんだ新たなせりふも盛り込んだという。カノラホールの舞台は区民会館より広いため、前方の空間を有効利用。階段状の観客席から表情が分かるよう、役者の目線が下に向かないようにするなど、細かな修正も加えている。

 舞台には壮年会員のほか、区外の子どもや女性も含む21人が立ち、20人ほどの裏方が支える。12日に区民会館で通し稽古があり、役者たちは床に貼られた粘着テープで舞台の広さをつかみながら演技し、増沢さんが「ふりは大きくはっきりと」などと指導していた。傍らでは舞台で使う道具作りも進めた。

 増沢さんは「幅広い地域から見に来てもらい、節目にふさわしい芝居を披露したい」と話している。入場無料。10日に始まったおかや演劇祭では、壮年会を含む10団体が劇や朗読などを披露している。

(11月14日)

長野県のニュース(11月14日)