長野県のニュース

生け花の甲子園「力出し切った」 伊那弥生ケ丘高華道部の3人

仕上げた作品について解説する(右から)牛山さん、宮下さん、井出さん仕上げた作品について解説する(右から)牛山さん、宮下さん、井出さん
 高校生が生け花の技術を競う「Ikenobo花の甲子園2017」の全国大会(池坊華道会主催)が12日、京都市内で開かれ、8月の県大会で優勝した伊那弥生ケ丘高校(伊那市)華道部2年の井出唯月(ゆづき)さん(17)、牛山遥奈さん(16)、宮下陽南子(ひなこ)さん(17)が出場した。上位進出はならなかったが、3人は「力を出し切り悔いはない」と話し、大舞台での経験を後輩に伝えていきたいとしている。

 大会は華道部に所属する生徒の活動の場を広げようと開き9回目で、地区大会を勝ち抜いた14校が出場した。3人一組で、当日発表されたコスモスやガーベラなど18種類の花と各校が持ち込んだ花を使用。45分以内に1人ずつが生け、作品を解説した。池坊華道会の関係者らが作品の構成力や表現力などを審査し、上位3校がその後、優勝を争った。

 3人は、想定していた花がなく焦ったり、解説で言葉に詰まったりした県大会の反省を踏まえて練習し、この日の本番を迎えた。県大会と同じく「過去・現在・未来」のテーマを掲げて表現。「過去」を仕上げた井出さんはコバンソウなどを使い、のどかな風景を連想させる思い出を表した。牛山さんはガーベラなどを使い、「現在」の高校生活の楽しさを、宮下さんは細長いニューサイランの葉などで「近未来」を表現した。

 3人が本格的に華道を始めたのは高校に入ってから。中学時代にバレーボール部だった宮下さんは「自分の考えや思いを自分の手で表現できる」と魅力を感じて入部を決めた。

 3年になる来年度は、進学や就職時期に重なるため、大会に出る予定はないといい、今後は後輩の力になりたいとする。井出さんは「互いに助言し合って、毎回の練習が楽しかった」。牛山さんは「県大会には思い出づくりのような気持ちだったけれど、全国が決まって真剣さが増した。これからもいい花を生けていきたい」と話した。

 大会は、熊本高校(熊本市)が2連覇した。

(11月14日)

長野県のニュース(11月14日)