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飯田線リニア乗換新駅、地元負担「請願駅」で同意 伊那谷自治体会議

 県や飯田、伊那、駒ケ根市などでつくる「リニア中央新幹線整備を地域振興に活(い)かす伊那谷自治体会議」(座長・阿部守一知事)は13日、県伊那合同庁舎(伊那市)で開き、飯田市がJR飯田線に計画しているリニア県内駅への乗換新駅について、地元が費用負担する請願駅としてJR東海に建設を申し入れることに同意した。JRを含めた建設協議を今後本格化させたい考えだ。

 飯田市の牧野光朗市長が、座光寺上郷道路をまたぐ約110メートル区間を新駅の計画箇所と説明=地図。リニア駅周辺整備区域の出入り口までの移動距離が約280メートルと短く、新たな家屋移転が生じないといった点を理由に挙げた。

 上伊那地方の首長からは賛同の声が上がり、駒ケ根市の杉本幸治市長は「飯田線は地域の足。リニアとの結節点が必要」。阿部知事は「(JR東海との)次のステップに進めればありがたい」とした。

 上伊那と南信州の両地域振興局は、リニア駅と伊那谷各地を結ぶ2次交通を検討するための調査事業の方向を説明。地元住民と県外観光客計3千人を対象とするアンケートや、都市住民を対象にしたインターネットを通じた調査で、バスや鉄道といった2次交通の需要を探るとした。

 県側は、首都圏と中京圏の企業計50社を対象に今夏実施した聞き取りの結果も報告。「リニアが開通することだけを理由に、進出を検討するのは難しい」といった回答があったという。

(11月14日)

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