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伸和コントロールズ 伊那2ヵ所目の生産拠点

伸和コントロールズの工場建設予定地=伊那市美篶伸和コントロールズの工場建設予定地=伊那市美篶
 伊那市高遠町に生産拠点がある電気機械器具製造の伸和(しんわ)コントロールズ(川崎市)は、伊那市美篶の工業用地約2万8900平方メートルに新工場を建設する。15日、同社の持ち株会社伸和ホールディングス(同)が、市と土地売買の仮契約を結ぶ。半導体の需要が堅調なことを受け、半導体や液晶パネルの製造工程で使う精密温度調整装置などの生産を拡大。伸和コントロールズは新工場操業に伴い、約100人を新たに雇用する。

 市産業立地推進課によると、土地の取得費は約4億円。同社によると、主力製品として開発・製造する精密温度調整装置は千分の1度単位で温度を調整でき、半導体などの製造工程で求められる細かな温度管理に用いられる。

 新工場は鉄骨造り3階建て延べ約1万平方メートル。2018年7月に着工、19年7月に操業開始予定。投資額は土地の取得費を含め約15億円を見込む。同市高遠町の生産拠点は現在、従業員が380人おり、新工場と合わせた生産規模は約2・5倍になる見通し。同社の雇用計画に対し、市産業立地推進課は「ありがたい。技術力の高い企業の求人が増えることは、Uターンを増やし、人口減に歯止めをかけることにつながる」と歓迎する。

 伸和コントロールズは、半導体製造装置の需要増などを背景に売上高を伸ばし、17年6月期は過去最高の約123億円を計上。22年には220億円に増やす目標で、18年中に長崎県大村市の九州事業所でも新工場を操業予定だ。

 同社が取得する上ノ原工業団地の用地は、今年閉鎖したNEC長野の後を受けて操業を開始した小型ポンプ・水処理装置製造の荻原製作所の北隣。伸和コントロールズは、伊那市高遠町でバラ園「高遠しんわの丘ローズガーデン」を整備。同市・茅野市境の杖突峠にある観光施設「峠の茶屋」を運営している。

(11月15日)

長野県のニュース(11月15日)