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お年寄り 校舎で笑顔に 上田千曲高 初の特設「カフェ」

和気あいあいと会話を楽しむお年寄りと生徒和気あいあいと会話を楽しむお年寄りと生徒
 上田千曲高校(上田市)の生活福祉科で高齢福祉などを学ぶ3年生7人が15日、近隣のお年寄りを同校に招いて交流するカフェを初めて開いた。これまで学んだことを生かす場として、生徒が主体となって企画。参加者全員の心が温まる会にしたい―という思いを込め、カフェの名前を「ちくまハートカフェ」とした。約30人のお年寄りが集まり、お茶やジュースを飲みながら生徒との会話を楽しんだ。

 生徒たちは5月、「認知症サポーター養成講座」を受講。講師を務めた上田市の城下地域包括支援センター職員らから話を聞いた。そこで、お年寄りと接する機会を設けたいと、同校を通じて同センターに持ち掛け、カフェを開くことになった。同センター職員らに協力してもらい、お年寄りたちに声を掛けた。

 生徒たちがお菓子や飲み物を用意。会議室に集まったお年寄りと生徒は、和気あいあいとした雰囲気の中、飼っているペットや趣味などの話で盛り上がった。途中、生徒たちが考えた特殊詐欺への注意を呼び掛ける寸劇も披露。「オレオレ詐欺」「義援金詐欺」「悪徳商法」の三つの詐欺をテーマに演じ、お年寄りからは「分かりやすく、ためになった」と拍手が送られた。

 同校卒業生の小山幹子(まさこ)さん(86)は「久しぶりの校舎はとても懐かしい。若い子たちとの交流はとても刺激になるので、今後もやってほしい」。生徒代表の浜村亮(まこと)さん(18)は「初めての企画で不安だったが、いい雰囲気でできて良かった」と笑顔で話した。担当教諭の等々力(とどりき)守さん(35)は「来年度以降も継続して行いたい」と話していた。

(11月16日)

長野県のニュース(11月16日)