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松本で世界健康首都会議開幕 医療情報管理、海外事例紹介

エイシンガー氏(左)がオランダの事例を発表した第7回世界健康首都会議エイシンガー氏(左)がオランダの事例を発表した第7回世界健康首都会議
 健康・医療分野での産業創出などについて考える「第7回世界健康首都会議」が16日、松本市の中央公民館(Mウイング)で2日間の日程で始まった。初日はオランダ保健・福祉・スポーツ省のエルウィン・エイシンガー氏らが講演。健康食材を使った料理教室などのセミナーもあり、市民や医療、企業関係者ら約800人が参加した。

 エイシンガー氏は、医療機関や薬局などにまたがる個人の健康・医療情報をインターネットで一元的に管理し、病気の予防や治療につなげる母国の政策を紹介した。官民連携でシステム構築を進める一方、プライバシー保護や運用性向上といった課題があることも指摘。普及に向けて、「これからは自助努力による予防が求められる。(情報技術の進展など)社会が変化し、経済的利点があることを市民に説明し続ける姿勢が大切だ」と話した。

 このシステムの構築に関わるオランダ患者連盟のマルゴ・ブランツ氏も登壇し、自宅にいながらネットを介して医師と話す患者の様子を動画で紹介。患者の声を運用に反映させながら、「情報産業、医療機関が一体となって進めるべきだ」と強調した。

 17日は、健康医療分野の新産業創出を目指して市が昨年度法人化した組織「松本ヘルス・ラボ」の活用方法を市内外の企業関係者らが発表する「健康先進都市ゼミナール」(午前10時〜)を開催。松本市の松本大と飲食店チェーン「王滝」が開発した健康弁当の販売(同11時〜)もある。

(11月17日)

長野県のニュース(11月17日)