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「赤ちゃんにんにく」再出発 親しみやすさPR 青木村

青木村の農家が育てているニンニク青木村の農家が育てているニンニク
 高齢者らの就労支援を目的に、長野県小県郡青木村で発芽ニンニク「芽子(めご)にんにく」を生産している特定NPO法人「あい・友(ゆう)」(東京)は18日、商品名を「赤ちゃんにんにく」に変えて売り出す。より親しみやすいようにするためで、発芽したばかりということから、この名称を採用。生産量を増やそうと、同村当郷に光や温度を管理する「植物工場」を新たに建設中で、村の特産としてアピールしていく。

 赤ちゃんにんにくは、酸素を多く含ませた水にニンニクの鱗片(りんぺん)を浸し、発芽させて4〜5日で収穫。芽は6〜7センチほどに成長する。発芽直後は、血流改善などに効果があるとされるアミノ酸の一種「ギャバ(GABA)」などを多く含むという。

 新工場は広さ約180平方メートルの農業用ドームハウス。気密性などに優れ、水耕栽培に向くという。ニンニクには発光ダイオード(LED)の光を当てて育てる。12月に完成し、栽培を始める。

 「あい・友」は、高齢者や障害者の働く場所づくりを目的に2008年設立。青木村内に農園を確保し、栽培に携わっている。NPO設立者で理事の前田麻名(まな)さん(76)=東京=と親交があり、エコファームジャパン(東京)社長の岸本武勝さん(76)が技術指導し、15年から発芽ニンニクを生産している。原料となるニンニクは村内の農家約30軒でつくる生産者組合が栽培する。

 現在、発芽ニンニクの生産量は年間2〜3トン。2020年東京五輪・パラリンピックが行われる2020年には10トンに増やす計画という。

 「あい・友」の農園長、平林隆彦さん(51)=青木村当郷=は「村で育った赤ちゃんにんにくを全国の人に味わってもらい、育てている人たちの心も届けたい」。前田さんは「活気あふれる村づくりにつながるといい」と期待している。

 18、19日に青木村のふるさと公園あおきで開かれる村産業祭で、都内のシェフによる赤ちゃんにんにくを使った料理を紹介。1皿500円で300食を用意する。同公園に隣接する「道の駅あおき」では、赤ちゃんにんにくを1袋500円で販売する。

(11月17日)

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