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筑北の小学校統合問題 直接請求へ署名集め

筑北村役場で請求代表者の証明書を受け取る岩渕氏(右)=17日筑北村役場で請求代表者の証明書を受け取る岩渕氏(右)=17日
 東筑摩郡筑北村は17日、村内2小学校を統合する条例廃止の直接請求を目指す住民グループのメンバーに対し、請求代表者の証明書を手渡した。村は証明書交付を20日に告示する方針で、代表者や代表者から署名集めを任された受任者は、告示日から村内で署名を集める。告示から1カ月間に集めた署名が村有権者数の50分の1(10月16日時点で85人)に達すれば、条例を廃止すべきかどうか村議会で審議することになる。

 請求代表者は、筑北村と同郡麻績村の住民らでつくる「筑北村・麻績村の子供の教育を考えるみんなの会」メンバーの岩渕けさ美氏(66)=筑北村。受任者は現時点で15人ほどの予定という。岩渕氏は取材に「子どもの数が減少する中、教育の質を確保するためにも、筑北村だけでなく両村での学校統合を目指したい」と述べた。

 期間中に集まった署名は、筑北村選挙管理員会が有効かどうかを審査。村役場での縦覧を経た上で住民側が本請求すれば、村長は請求を受理してから20日以内に議会を招集し、請求が妥当かどうか意見を付ける。

 3月に筑北村議会が可決した小学校統合条例は、筑北小と坂井小を2020年度に統合し、坂井小の校舎を使う内容。村はこの他、筑北中学校(麻績村)を運営する麻績村との学校組合から脱退し、筑北中に通学していた坂井小の卒業生を18年春以降は順次、聖南中(筑北村)に通学させると決めている。

 一方、みんなの会は筑北村の学校統合計画などに反対し、両村で小中学校1校ずつに再編することを目指して村同士の協議を再開するよう求める請願を、麻績村議会12月定例会に提出する考え。17日夜には麻績村で説明会を開き、請願に添える署名への協力を呼び掛けた。

(11月18日)

長野県のニュース(11月18日)