長野県のニュース

蜂の巣のスプレー成分引火 「松田館」焼失で見解

 千曲市八幡の県宝「松田館(やかた)」を焼失した火災原因について、市教委は17日、千曲坂城消防本部の報告として、主屋の軒先にあった蜂の巣の駆除を請け負った男性(67)が殺虫スプレーを吹き付けた際、巣に付着した可燃性物質に煙幕の火花が引火したとする見方を明らかにした。

 市教委や市によると、害虫駆除は市の登録業者に委託するのが原則だが男性は未登録。男性が昨年も松田館で蜂の巣を駆除した経験があったため市教委歴史文化財センター所長(63)が依頼した。木造の建物の近くで火を扱う作業だったのに職員は立ち会っていなかったとも説明した。

 市教委は同日、所長を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分としたと正式発表。岡田昭雄市長も記者会見し、市長、副市長、教育長を減給10分の2(1カ月)とする関連条例案を市議会12月定例会に提出するとした。赤地憲一教育長は「安易、軽率な行為で重大な結果を招いた。心からおわび申し上げる」と陳謝した。

(11月18日)

長野県のニュース(11月18日)