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阿智村の星空PR 高校生が「水引」ストラップ

観光客に喜んでもらいたいとの思いを込めてストラップを作った阿智高校の生徒たち観光客に喜んでもらいたいとの思いを込めてストラップを作った阿智高校の生徒たち
 下伊那郡阿智村の阿智高校地域政策コースで観光分野を学ぶ3年生5人が、飯田下伊那地方の伝統工芸「水引」のストラップを初めて作った。村の第三セクター「阿智☆昼神観光局」が12月〜来年3月に、観光客を対象に行うアンケートのお礼の品として製作。デザインは5人が考え、「日本一の星空」と打ち出して村をPRしていることから、流れ星の形にした。17日、完成品を三セク社長の白沢裕次さん(53)に手渡した。

 三セクは市場調査のため、観光客向けにアンケートを計画。当初は、答えてくれた人への返礼として、村内の昼神温泉郷などで売られている土産品も考えた。しかし、地域の伝統工芸を知ってもらい、南信州に再び足を運んでもらうきっかけにしようと、水引によるグッズを思い付いた。9月下旬に阿智高校に協力を依頼。担当することになった5人が話し合ってデザインを決め、1カ月ほどで378個を作り上げた。

 ストラップは、祝儀袋などに使われる「あわじ結び」を活用し、さまざまな色の水引を使った。濃紺と白色で星空、赤とピンク、白色で花桃をイメージするなど、阿智村らしさを表現した。

 松田海舞(かむい)さん(17)は「細かい作業が多く、苦労した。水引職人の技のすごさを知ることができた」。高田雅也さん(18)は「作るのは難しかったが、グッズをもらった人が喜んでくれればうれしい」と期待していた。

 ストラップを受け取った白沢さんは、生徒5人に感謝状を贈呈。伝統工芸の良さを知ってもらったことで、「地域の誇りを胸に刻み、地元を離れることがあってもいつか戻ってきてほしい」と激励していた。

(11月18日)

長野県のニュース(11月18日)