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めぐみさんと再会願い 松本でチャリティー演奏会

スクリーンに映された横田めぐみさんらの写真の横で演奏する吉田さんスクリーンに映された横田めぐみさんらの写真の横で演奏する吉田さん
 1977年に北朝鮮に拉致された横田めぐみさん=失踪当時(13)=との再会を願うチャリティーコンサートが18日、松本市音楽文化ホール(ザ・ハーモニーホール)で開かれた。めぐみさんの中学校時代の同級生でバイオリニスト吉田直矢さん(53)=東京=が演奏。弟の哲也さん(49)が講演し「姉が拉致されて40年になるが、現在進行形の問題と認識してほしい」と強調した。

 吉田さんは2009年から拉致問題を風化させないためのコンサートを続けており、今回は松本地域の市民有志でつくる実行委員会が主催。約300人が来場した。

 最初に哲也さんが講演。拉致された日を境に「明るく元気な家庭が暗い家庭に変わった。拉致被害者はもっと過酷な苦しみを強いられている」と述べた。父滋さん(85)と母早紀江さん(81)について「高齢で弱ってきている」とし、「姉が帰ってくる前に亡くなってしまったら何のために闘ってきたのか分からない。一刻も早い解決を」と訴えた。

 吉田さんは「みんなで協力すれば拉致問題は解決するとの思いを込めて」と話し、演奏。舞台上のスクリーンにめぐみさんらの写真を映しながら、早紀江さんが作詞した「コスモスのように」やバッハの「シャコンヌ」など計15曲を披露した。厳かな雰囲気に、観客は目を閉じたり、涙を浮かべたりして聴いていた。

 吉田さんは演奏後、取材に「解決するまでは続けなければいけない。コンサートの役割を終える日が早く来てほしい」と話した。

(11月19日)

長野県のニュース(11月19日)