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清泉女学院大と長野保健医療大 長野市、計15億円支援準備

 長野市の清泉女学院大と長野保健医療大がそれぞれ2019年4月を目標とする市内への看護学部新設に向け、市が両大学に県支出分も含め計15億6500万円の財政支援を準備していることが20日分かった。国からの交付金1億円を見込み、市が実質的に7億3250万円を負担して、県に同額の補助を要請する。市負担分を来年度に確保するための本年度一般会計補正予算案を市議会12月定例会に提出する。

 支援額の内訳は、清泉女学院大が9億6500万円、長野保健医療大が6億円。

 清泉女学院大は新学部新設に伴う校舎整備や実習器具の購入などで計21億5230万円を予定。市は半額を公費負担の上限と定め、大学側から9億6500万円の支援の要望を受けた。1億円は国の社会資本整備総合交付金を見込めるとし、4億3250万円ずつを市と県で負担すると想定した。

 長野保健医療大は、ほぼ同様に22億1190万円を予定。ただ校舎建設(11億8800万円)は別会社が行い、大学が借り受ける形を取るため、市はこの分以外を補助対象と認定した。市は「総事業費がほぼ同じ点や、初期費用を抑える取り組みなどを勘案した」として約3分の2に当たる6億8260万円を公費負担の上限に設定。6億円の支援要請を受け、3億円ずつを市と県で負担すると想定した。

 補正予算案には、来年度分の予算をあらかじめ確保する債務負担行為として、市負担分と国交付金を合わせた計8億3250万円を設定する。

 両大学は昨年10月以降、それぞれ市に財政支援を要請。市は当初、「常識的に見ると(看護系で市内に)2大学は多いかなと感じる」(加藤久雄市長)としていたが、両大学が互いに特色を打ち出し「運営は成り立つ」としていることなどから、双方への支援方針を決定。両大学は今月9日、県にも支援を要請した。

 4月の松本大(松本市)の教育学部新設では、県は松本市に1億5千万円を補助し、市は県と同額を負担して大学に3億円を交付。看護学部を設置した08年の佐久大(佐久市)開学時は、県は3億3千万円を佐久市に補助、市が同額を負担し、大学に6億6千万円を交付した。

(11月21日)

長野県のニュース(11月21日)