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諏訪湖の魚を増やすには 諏訪・高島小3年生が漁協組合員らに提案

諏訪湖の環境改善策を提案する高島小の児童たち諏訪湖の環境改善策を提案する高島小の児童たち
 諏訪湖に魚を増やそうと、校内の池でフナやモロコなど4種類を飼育している諏訪市高島小学校3年1部(20人)は21日、諏訪湖漁協(諏訪市)の組合員ら20人余を招いて魚がすみやすい環境にするアイデアを発表した。諏訪湖でワカサギが大量死した昨年夏、同校の池でも魚が全滅。酸素不足が原因とみて考案した池での対策を基に、諏訪湖中心部に噴水を設置して酸素を供給することなどを提案した。

 このクラスは1年の総合的な学習で魚の飼育を始めた。2年以降に、古い池の近くに土のうを積んで池をもう1カ所設けた。計100匹ほどのフナやモロコ、ドジョウが全滅したのは昨年8月末。光合成で水に酸素を供給する植物プランクトンが急減したのが原因だった。昨年7月の諏訪湖のワカサギ大量死を人ごとと思えず、3年になっても魚の飼育を続けている。

 この日は6班に分かれて発表した。一つの班は酸素不足を解消するため、二つの池をパイプでつないで循環させた水を滝のように落とす仕組みを作ったと紹介。「諏訪湖の中心に(湖水を上下に混合する)噴水を作ったほうがいい」とした。

 魚が鳥などから隠れるための屋根を湖上に設けるアイデアを紹介した班も。池に水草を植えて水面にすだれを浮かべたり、水深が深い場所を造ったりして暑さや外敵から逃れる対策を講じたことを発表した班もあった。

 児童は飼育した魚を12月上旬に諏訪湖に放流する予定。湖上に屋根を設けることを提案した清水悠一朗君(9)は「できることはしますので、よろしくお願いします」と訴えた。同漁協の武居薫組合長は「提案にはかつて大人が検討し、今も実現していないものもあった。子どもたちの思いを大事にしないといけない」と話していた。

(11月22日)

長野県のニュース(11月22日)