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音楽に合わせ ピザ回す技「日本一」 松本の専門店経営男性

2枚のピザ生地を自在に操る赤羽さん2枚のピザ生地を自在に操る赤羽さん
 長野県松本市中心市街地のピザ専門店「ピッツェリアアレッタ」(大手4)を経営する赤羽勇治さん(27)=松本市=が、音楽に合わせてピザを回す技術を競う「ジャパンピザエキスポ2017」のシングルアクロバット競技で優勝した。ピザを操る動画をインターネットで見たのを機に20歳でピザ回しを始め、仕事の合間に練習を重ねた。今回の優勝に「世界大会にも挑戦したい」と張り切っている。

 ピザエキスポは、米西部ラスベガスの大会で5年連続優勝した経験がある赤荻一也さん(36)=栃木県栃木市=が代表の「レッドジャパンピザ職人協会」が、日本にもピザ回しを広げようと2012年に始めた。今年の大会は18日に栃木県小山市の調理師専門学校で開かれた。

 シングルアクロバットは、曲に合わせてピザ生地を2分間操り、曲と動きが合っているかや、生地を回転させる技術などを競う。今回は赤羽さんを含め、東京都や愛知県などから7人が出場し、専門学校の教員5人が審査した。同協会によると、赤羽さんの優勝はダンスと音楽とのバランスなどが評価された。

 赤羽さんは、瓶などを投げて踊るようにカクテルを作る「フレアバーテンダー」の動きを取り入れてダンスを構成。生地2枚を同時に回して軽快にステップを踏み、観客を盛り上げた。途中、特設ステージにスポットライトが当たり「打ち粉が巻き上がって周囲が見えなくなったが、集中して踊った」と振り返る。

 ネット動画をきっかけに埼玉県上尾市のサークルに通って腕を磨いた赤羽さん。ピザ職人になるため、さいたま市内の飲食店で技術を学んでいた13、14年と、現在の店の開業準備をしていた16年は出場できなかったが、仕事の合間に練習したり、ピザエキスポの会場に足を運んで出場者の技術を見たりしてきた。

 今回は今年3月に開店した自分の店の制服を着て、両親や妻、子ども2人の声援を受けて競技に臨んだ。「(優勝する)自信はあった。お客さんの求めがあれば、店で技を披露したい」と話している。

 赤羽さんは、米国やイタリアで来春開かれる世界大会のどちらかに出場する予定だ。

(11月22日)

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