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市川健夫さんをしのぶ会に300人 小布施で

市川健夫さんの遺影が飾られたステージで親交のあった人たちが思い出を語ったしのぶ会=23日、小布施町市川健夫さんの遺影が飾られたステージで親交のあった人たちが思い出を語ったしのぶ会=23日、小布施町
 地理学と地誌学を基に日本や信州の文化、風土を長年にわたり研究し、昨年12月に89歳で死去した東京学芸大名誉教授、市川健夫さんをしのぶ会が23日、出身地の上高井郡小布施町で開かれた。町内外から約300人が出席。親交のあった人たちが講演し、市川さんの人柄や功績を思い起こした。

 市川さんは、信州の自然や風土、文化などを題材にした「信州学」を確立。信州短大学長や県立歴史館長などを歴任した。2006年に第13回信毎賞を受け、10年には同町の名誉町民となった。

 しのぶ会は、有志でつくる実行委員会の主催。少年時代からの友人で実行委員長の桜井佐七さん(90)はあいさつで、「まさに学問に身をささげ尽くした。幸せな一生だと思う」とし、「健夫君が築いた功績を顕彰したい」と述べた。

 基調講演した県短大(長野市)の上條宏之学長は、市川さんの業績を「今までの長野県にあった文化、地理学といったものを集大成した、一つの到達点を示している」と説明した。市川さんの教え子らも感謝や追悼の言葉を述べた。

(11月24日)

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