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新竪穴住居址に縄文の生活創造 尖石遺跡で見学会

尖石遺跡西側で新たに見つかった竪穴住居址を見学する参加者ら。出土した土器も見える尖石遺跡西側で新たに見つかった竪穴住居址を見学する参加者ら。出土した土器も見える
 茅野市の尖石(とがりいし)縄文考古館は25日、国特別史跡「尖石遺跡」の西側で新たに見つかった二つの竪穴住居址(し)の見学会を開いた。市内外の子どもからお年寄りまで40人余が参加。西から東へ徐々に移ったとされる尖石遺跡の集落のうち、初期の集落の一部である可能性が高い―との説明があり、縄文人の暮らしに思いをはせた。

 同考古館は今月1日から発掘を進め、遺跡の境界から約30メートル離れた場所で南北に隣り合う二つの住居址を発見した。見学会では、同考古館職員の小池岳史さん(50)が、住居址の土や出土した土器の特徴を解説。「今回の発見は遺跡を良い形で保護していくための第一歩になる」と強調した。

 茅野市北山小学校2年生の藤井将惟(しょうい)君(8)は「土器はきれいな模様だった。人が住んでいた感じがした」。上伊那郡南箕輪村の小林常正さん(66)は「縄文人がこの場所で何をしていたのかと考えると、ロマンがある」と盛んにカメラに収めていた。

 考古館は来年度以降も範囲を広げて調査し、特別史跡の追加指定を目指す。

(11月26日)

長野県のニュース(11月26日)