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軽井沢のバス事故遺族 相模原市で署名活動

池田さんの母(左)の呼び掛けに応じて署名する人たち=26日、相模原市池田さんの母(左)の呼び掛けに応じて署名する人たち=26日、相模原市
 北佐久郡軽井沢町で昨年1月に起きたスキーバス転落事故の犠牲になった池田衣里さん=当時(19)、東海大1年=の母親らが26日、業務上過失致死傷容疑で書類送検されたバス運行会社「イーエスピー」の社長らの起訴を求める署名活動を、相模原市の小田急相模大野駅前で行った。約6時間で約1200人分が集まり、池田さんの母親は「娘の死を受け止め、死を無駄にしないよう活動していく」と語った。

 池田さんの中学・高校テニス部の同級生の母親ら15人も「同じ年の子の親として力になりたい」と街頭に立ち、「二度と繰り返さないためにお願いします」と呼び掛けた。

 池田さんの母親は取材に、池田さんを「まじめすぎるくらいの頑張り屋だった」と振り返った。事故翌月には海外に家族で旅行しようと「パンフレットを用意して喜んでいた」という。

 喪失感にうちひしがれる中、7月、事業用自動車事故調査委員会が公表した報告書で、運行会社のずさんな業務態勢を知った。「娘が死をもってして不正を明らかにしてくれた」と感じた。今は、安心してバスを利用できるようにするため、「裁判でさまざまなことが明らかになってほしい」と思っている。

 池田さんのサークルの先輩で、東海大4年の岩味由希子さん(21)は署名をし、「衣里ちゃんが喜ぶ結果になるよう、力になりたい。事故が忘れられてはいけない」と話した。

 署名は今後、遺族会の署名と合わせ、来年1月に長野地検に提出する。

(11月27日)

長野県のニュース(11月27日)