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被団協の藤森さん、核禁止条約の意義語る

自身の生い立ちや核兵器禁止条約などについて語る藤森さん自身の生い立ちや核兵器禁止条約などについて語る藤森さん
 日本原水爆被害者団体協議会(被団協)事務局次長の藤森俊希さん(73)=茅野市=が26日、東御市内で講演した。藤森さんは今年のノーベル平和賞を受賞する非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)の要請で来月ノルウェーで行われる授賞式に出席する予定。講演では、自身の被爆体験や今年国連で採択された核兵器禁止条約の意義について語った。

 広島市出身の藤森さんは、1歳のときに爆心地から2・3キロの地点で母親と共に被爆したことなどを当時の広島市街地の地図を示しながら説明。講演では核兵器禁止条約の採択を歓迎し、「ICANが平和賞を受賞することは核廃絶に反対する大国への強烈な批判になる」と指摘。条約は核兵器の使用を禁止しているが、核保有国は採択に参加しておらず、「廃絶しなければ本当の意味での安全は生まれない」とも話した。

 藤森さんは12月8日に日本を出発し、10日に授賞式に出席する。講演後の取材に「(核廃絶に向けた取り組みは)これで終わりではない。受賞は、あくまで兵器をなくす努力を続けるための激励だと思っている」と話した。

(11月27日)

長野県のニュース(11月27日)