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諏訪の高校生らの居場所、さよならイベント始まる

高校生らの居場所「←すわ」で始まった美術展。来年3月末の閉鎖まで毎月イベントを企画する予定だ高校生らの居場所「←すわ」で始まった美術展。来年3月末の閉鎖まで毎月イベントを企画する予定だ
 諏訪市のJR上諏訪駅近くに市が所有する「精進湯(しょうじんゆ)ビル」内にあり、来年3月末で閉鎖される高校生らの居場所「←(あげ)すわ」で27日、「さよなら・ありがとう精進湯←すわ」と銘打ったイベントが始まった。第1弾は、同市の諏訪清陵高校美術部員の作品を集めた「こたつで美術鑑賞精進展」。←すわを利用していた高校生らは閉鎖まで毎月イベントを開く予定で、「←すわがあったことを大勢の記憶に残したい」としている。

 精進展では、美術部の1、2年生15人が11月6〜12日に茅野市で開かれた諏訪高校美術展への出品作を持ち寄った。油彩の抽象画やヒマワリ畑で猫を抱く女性を描いた水彩画などが並ぶ。12月9日まで、平日午後4〜7時などに公開している。部長で2年の松沢咲さん(17)=諏訪市=はこたつに当たりながら眺め「美術展の時より、作品が身近に感じられる。不思議な感じがして面白い」と話した。

 ←すわは、高校生と地元商店主らでつくる団体が市に働き掛け、同ビル2、3階を利用して2015年6月にオープンした。放課後の高校生らが、おしゃべりやバンド、ダンスの練習などに使った。

 だが、建物の老朽化に伴って市がビル解体を決定。今年3月末で閉鎖の予定だったが、高校生らが金子ゆかり市長に存続を要望して1年間の利用延長が認められた。今後の居場所については未定。

 ←すわの運営委員で諏訪二葉高校(諏訪市)3年の春山瑞季さん(18)=諏訪郡富士見町=は「みんなで壁にペイントするなど思い出がたくさんある。自分の高校生活において重要な場所だった」とし、「無くなるのは寂しいけれど、←すわへの感謝を込めて良い締めくくりができるようにしたい」と話している。

 イベント第2弾は12月9日、バンドなどのライブと鍋パーティーを予定している。

(11月28日)

長野県のニュース(11月28日)