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坂城の遺棄 知人ら4人 殺人容疑で再逮捕

 長野市檀田の建設作業員西沢徳昭さん=当時(24)=が殺害され、遺体が埴科郡坂城町の用水路に遺棄された事件で、長野中央署の捜査本部は29日、死体遺棄容疑で逮捕していた知人の男ら4人を殺人容疑で再逮捕した。捜査本部は、西沢さんの死因は首を絞められたことによる窒息死と特定した。捜査関係者によると、4人と西沢さんの間には交遊関係があり、少なくとも1人は「西沢さんとの上下関係に不満があった」との趣旨の供述をしているという。捜査本部は、西沢さんと4人の間にトラブルがあったとみて調べている。

 再逮捕されたのは、ともに長野市富竹で双子の兄の前沢秀太朗容疑者(20)=会社員=と弟の光司朗容疑者(20)=建設作業員、事件当時未成年で西沢さんと同居していた住所不定の会社員男(20)、住所不定の無職少年(18)。無職少年を除く3人は別の盗みなどの罪に問われ、長野地裁で公判中。

 再逮捕容疑は3月5日午前1時ごろから同2時ごろまでの間、西沢さんの自宅で、共謀して西沢さんの首を絞めて殺害した疑い。捜査本部は、捜査に支障があるとして4人の認否を明らかにしていない。遺体に目立った外傷はなく、発見直後の司法解剖では死因が特定されていなかった。捜査本部は、その後の捜査などから死因を特定したとしている。

 捜査本部は今月8日、死体遺棄容疑で4人を逮捕。4人は、遺体を車で坂城町まで運んだと供述しているという。前沢秀太朗、光司朗の両容疑者は同町に住んでいたことがあり、遺棄現場周辺に土地勘があったとみられる。長野地検は29日、4人の死体遺棄容疑について処分保留とした。

 西沢さんは3月初旬に行方が分からなくなり、家族が長野中央署に行方不明届を提出。遺体は6月1日に発見された。

(11月30日)

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