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生老病死、語り合おう 松本で子育てや介護をテーマにした映画祭

上映する映画のちらしをまとめてPRする木島さん上映する映画のちらしをまとめてPRする木島さん
 子育てや介護など生老病死をテーマにした映画監督、故槙坪多鶴子(本名・光永多鶴子)さん、故光永憲之さん夫妻の9作品を一斉に上映する映画祭が1〜3日、長野県松本市のなんなんひろばで開かれる。長男龍太郎さんを囲む座談会も企画。上映を始めて25年目の節目となる今回は、じっくりと語り合える場にする。

 一人人形劇「がらくた座」を主宰する木島知草さん(64)=松本市=が槙坪さんの作品に出演したのが縁で1993年に上映を始めた。今回は介護や高齢者の自立を描いた「老親」、自閉症の子どもが登場する「星の国から孫ふたり」、夫妻の歩みを描いた「共に生きて」などを上映する。

 木島さんは昨年母を自宅でみとり、龍太郎さんが父親憲之さんを自宅でみとった時期と重なった。死も映画祭のテーマの一つになっており、座談会ではみとりの経験も話し、来場者と共有する場にする。各作品上映後にも感想を話し合う時間を設けるという。

 これまで映画祭を訪れたのは親子連れや高齢者、福祉関係者らさまざま。「苦しみを乗り越える力になった」との感想が寄せられたという。木島さんは「夫妻の映画は苦境から立ち上がり、その人らしく生きる姿を描いている。見た人が一歩を踏み出せるきっかけになればいい」と話す。

 1日は午後3時から2作品、2日は午前9時半から4作品(午後4時50分から座談会)、3日は午前9時半から3作品を上映する。各日500円。高校生以下無料。問い合わせはがらくた座(電話090・3063・4777)へ。

(12月1日)

長野県のニュース(12月1日)