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子どもの権利考える 茅野でフォーラム

子どもの権利を脅かすキャラクターの絵に、条約の条項を記した付箋を1枚ずつ張って学ぶ子どもたち=2日、茅野市民館子どもの権利を脅かすキャラクターの絵に、条約の条項を記した付箋を1枚ずつ張って学ぶ子どもたち=2日、茅野市民館
 国連で1989年に採択された子どもの権利条約への理解を深める「子どもの権利条約フォーラム2017in信州」が2日、茅野市民館で始まった。県内では2007年の諏訪市に続き2回目で、東京、北海道など13都道府県から計約300人が参加。ゲーム形式で同条約の内容を学ぶ子ども向けの催しや、前文部科学事務次官の前川喜平さんの講演などがあった。

 茅野市にある中高生向けの居場所「CHUKOらんどチノチノ」を拠点に活動する高校生バンドの演奏で開幕。子どもたちは、条約の条項を付箋に書き、子どもの権利を脅かすキャラクターの絵に張るゲームを楽しんだ。あればいいと思う権利を張り出すコーナーもあり「宿題をやらない(権利)」と書いた茅野市宮川小学校4年川原優希(ひろき)君(10)は「だって大変だから」と話していた。「ゆっくり休む権利」と書いた子どももいた。

 前川さんは講演で学校教育について「障害や貧困といった子どものマイノリティー(少数)性に教員がきちんと配慮することが、子どもに向き合うということだ」と語った。

 条約は、子どもが自由に意見を表明する権利、経済的搾取や性的虐待から保護される権利などを保障している。日本は94年に批准した。

 フォーラムは市民団体「子どもの権利条約ネットワーク」(東京)が呼び掛け、県内で子どもの居場所づくりを進める市民団体などによる実行委員会が準備した。3日は市内4会場で20分科会を開き、発達障害児の学びや公立校の制服着用の是非、いじめ問題などについて意見を交わす。

(12月3日)

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