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開校目指す私立小 校名は「大日向小」 佐久穂

校名について和気あいあいと話し合う参加者ら校名について和気あいあいと話し合う参加者ら
 南佐久郡佐久穂町大日向(おおひなた)の旧佐久東小学校校舎を活用し、私立小学校開校を目指す設立準備財団(東京都世田谷区)は3日、地元の人々らを交え、校名を検討する会合を旧佐久東小で開いた。地域に根差した学校づくりにつなげる目的。ワークショップ(参加型講習会)で考えを出し合い、候補を絞った。地区名や地域の象徴である茂来(もらい)山にちなみ、校名は「大日向小学校」、学校法人名は「茂来学園」と決まった。

 2019年4月開校を予定しており、異年齢のグループで学ぶ「イエナプラン教育」を導入するのが特徴だ。

 この日は地域住民を中心に約20人が出席。ランチルームで3班に分かれて「山村」「イチョウ」といったキーワードを出すなどして思案した。ある参加者は「大日向は日差しを連想する。子どもを包み込むようなニュアンスが良い」と発言した。

 各班が校名を2候補ずつ提案。学校への寄付者で財団理事の中正(なかしょう)雄一さん(45)も電話で参加し、理事らが最終決定した。毛筆で記された校名が発表されると、参加者は拍手で歓迎した。

 学校法人名を決める予定はなかったが「茂来」を希望する多くの声に応じた。校名の通称は「しなのイエナプランスクール」と決定した。

 財団代表理事の中川綾さん(40)は「皆さんに聞いて良かった。末永く愛していただける学校になるよう頑張りたい」と感謝した。参加した町内の佐塚里恵さん(52)は「地元の気持ちをくみ取ってもらい、校名が決まったことが素晴らしい」と話していた。

 イエナプランは、1920年代にドイツ・イエナ大の研究者が開始。オランダで広がったという。異年齢グループで、対話、学習、遊び、催しの4活動を循環的に行う。

(12月4日)

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