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来春開学の県立大、初の合格者発表 学校長推薦選抜で51人

スマートフォンで自分の受験番号を確認して合格を喜び合う松本蟻ケ崎高校の生徒たち=4日、松本市スマートフォンで自分の受験番号を確認して合格を喜び合う松本蟻ケ崎高校の生徒たち=4日、松本市
 県は4日、県短大(長野市)を四年制化して来年4月に開学する長野県立大(同)の学校長推薦選抜の合格者51人を発表した。同大では初の合格者。県内の高校から県外に進学する流れに歯止めをかけることを大きな使命とする同大。合格し、県内に残ることを選んだ高校3年生たちは、来春から始まる大学生活に期待を膨らませ、「長野県の発展に貢献したい」と将来への意気込みを語った。

 この日、県は同大ホームページに合格者の受験番号を掲載。グローバルマネジメント学部グローバルマネジメント学科に合格した須坂東高校(須坂市)の西沢杏菜さん(18)は、昼に学校のパソコンで受験番号を確認し、「本当にうれしい。まだ実感が湧かない」と喜びをあらわにした。

 2017年春に県内高校から大学に進んだ人のうち県外に出た「流出率」は83・9%。同大には地域を担う人材を地域で育てる期待が懸かる。

 西沢さんは将来、地元・下高井郡山ノ内町を活性化させたい―と思い描く。地元の地獄谷温泉や志賀高原を訪れる外国人観光客は増えており、「英語力を身に付け、地元に貢献したい」と力を込めた。

 3人が合格した松本蟻ケ崎高校(松本市)。グローバルマネジメント学科に合格した酒井結衣さん(17)は、県内の魅力を海外に発信する職に就きたいといい、「海外留学などを通して自分の力を試したい」と語った。健康発達学部こども学科に合格した篠原愛美さん(17)は「将来は県内で活躍したい。県立大は(保育士などの)待遇改善について学べるのも魅力」。同学部食健康学科に合格した宮崎明日香さん(18)は、将来は管理栄養士として地元で働くことを希望しており、「県立大では県内の食について学べる」と期待を込めた。

 長野吉田高校(長野市)からは4人が合格。こども学科に進む長井美怜さん(18)は「(キャンパスに)親子がいつでも遊びに来られるスペースがあると聞いた。子育て中のママの声を積極的に聞きたい」。食健康学科に合格した大日方美佳さん(18)は「県短大の長い歴史があり、地域や企業とも連携していけそう」と授業を心待ちにする。

 グローバルマネジメント学科に進む山口朝香さん(18)と宮嶋桃子さん(17)は、1年次の寮生活と2年次の海外研修に期待。ともに「語学力に磨きをかけ、(2020年の)東京五輪でボランティアに参加したい」と話した。

 同大は学校長推薦選抜と9日に行う自己推薦選抜に県内枠を設け、全入学定員(240人)の約2割を確保する。

(12月5日)

長野県のニュース(12月5日)