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御嶽山火山マイスター認定 2月受け付け3月試験

死者58人、行方不明者5人を出した2014年9月27日の御嶽山の噴火。火山マイスターは噴火災害の教訓などを伝えていく死者58人、行方不明者5人を出した2014年9月27日の御嶽山の噴火。火山マイスターは噴火災害の教訓などを伝えていく
 2014年の御嶽山噴火災害を踏まえ、御嶽山の火山防災の啓発活動をする「御嶽山火山マイスター」の認定までの日程や受験に必須となる二つの基礎講座の内容が、木曽郡木曽町で5日発足した認定制度の運営委員会で決まった。来年2月13日に受け付けを始め、3月中下旬に認定試験、合格発表をすることになった。

 この日は、運営委員会に先立ち、マイスターの在り方を協議してきた検討会議も開催し、マイスターを「御嶽山周辺地域で火山防災に関する知識の効果的な普及・啓発を担い、火山と共生する地域の素晴らしさを内外に伝えることができる人材」と定義。当面、御嶽山周辺在住か、山麓一帯で仕事や何らかの活動をしていた人を対象とした。噴火時に山頂付近にいた体験を語る活動をしている人も含める。

 運営委員会は、来年1月中旬にマイスター制度周知の講演会を開催。1月20日と2月14日に「火山の理科的な知識」、1月27日と2月21日に「御嶽山火山の特徴」の二つの基礎講座を開く。受験希望者は二つの講座をいずれかの日程で受講すればよい。

 講座の内容は、「理科的な知識」では、マグマとは何かや、火山の恵みやリスクなどを取り上げ、御嶽山については過去1万年の噴火の歴史や14年の噴火、火山防災の取り組みなどが中心になる。

 受講後、志望動機や認定後に計画している活動、御嶽山地域での活動歴、御嶽山と木曽地域との共生についての「志願レポート」(仮称)を2月13日〜3月9日に提出し、3月中下旬に面接をする。

 運営委員会は、有識者や民間、県、木曽町、木曽郡王滝村の職員の計10人で構成。このうちの7人による認定審査委員会も置いた。両委員会の事務は当面、県木曽地域振興局で担う。

 両委員会の委員長となった山岡耕春・名古屋大大学院教授は「噴火はめったに起きないので、長続きする仕組みにする必要がある。地元の人たちが主体的に動く形にしたい」と述べた。

(12月6日)

長野県のニュース(12月6日)